ホテル業界で“頑張る人”ほど潰れやすい理由

ホテル業界・働き方

ホテル業界で“頑張る人”ほど潰れやすい理由

ホテル業界で働いていると、

「真面目で優しい人ほど辞めていく」

と感じることがあります。

今回は、私が現場で見てきた経験から、なぜホテル業界で頑張る人ほど潰れやすいのかを書いていきます。

頑張る人ほど、仕事が集まります。

そして、その頑張りが必ず評価されるとは限りません。


頑張る人ほど仕事を抱え込む

ホテル業界では、プレイヤーとして優秀だった人が、そのまま上司になることがあります。

しかし、マネジメントを学んでいないまま上司になると、部下へ仕事を丸投げしてしまうことがあります。

建前は、

「育てるため」

です。

でも実際には、上司自身が苦手な仕事を、真面目な人へ流しているだけの場合もあります。


優しい人ほど断れない

ホテル現場には、優しくて真面目な人が多いです。

そういう人ほど、

  • 頼まれたら断れない
  • 周りを助けようとする
  • 自分が我慢すればいいと思う

という傾向があります。

でも、その優しさは職場によっては搾取されます。

結果として、定時中はお客様対応をし、残業で資料作成をするようになります。

それでも会社から見ると、

「残業が多い人」

として扱われてしまうこともあります。


仕事ができる人ほど評価されないこともある

私は、現場で本当に仕事ができるのに、まったく評価されない人を何人も見てきました。

その人たちは、

  • 真面目
  • 優しい
  • 責任感が強い
  • 周囲を助ける

ような人たちでした。

でも、アピールが苦手だったり、声が大きい人に手柄を持っていかれたりして、給料や役職には反映されない。

会社では、努力よりも「見せ方」が評価されることがあります。


評価されやすい人とは?

ホテル業界では、アピールが上手い人が評価されやすいと感じます。

例えば、インバウンド需要や円安など、外的要因で売上が上がっているにもかかわらず、

「私の施策で売上が上がりました」

と自信満々に説明できる人です。

もちろん、本当に成果を出している人もいます。

ただ、数字の背景を見ずに話を聞くと、実力以上に評価されてしまうこともあります。

数字を見る大切さについては、こちらの記事でも書いています。


ホテル業界で“数字が強い人”が評価される理由


長く残る人は、線引きが上手い

逆に、長く生き残る人は、仕事を頑張りすぎない人だと思っています。

ここで言う「頑張らない」は、怠けるという意味ではありません。

  • シフト内はしっかり働く
  • 定時で帰る
  • 無理な仕事は抱え込まない
  • 会社に期待しすぎない

ということです。

長く働くためには、頑張る力よりも「線引きする力」が必要です。


私が頑張り方を変えた理由

私自身、以前は仕事に人生をかなり捧げていました。

しかし前職で、仲の良かった先輩が勤務中の事故で亡くなりました。

私は涙が止まりませんでした。

でも職場は、普通に動いていました。

その時、私は思いました。

「会社にとって、私たちの命はこの程度なのか」

もちろん、会社を止められない理由も分かります。

でも私は、その時から仕事への考え方が変わりました。


会社や働き方は選べる

その後、ホテル業界へ転職してからも、厳しい上司に当たったことがあります。

ただ、前職での経験があったからこそ、私は異動願いを出すことができました。

そして実際に異動できました。

会社や働き方は、選ぶことができます。

ただ、追い込まれている時は、その選択肢が見えなくなるだけです。

働き方については、こちらの記事でも書いています。


シフト制が合わなかった私がレベニュー業務で救われた話


最後に

真面目で優しいことは、悪いことではありません。

むしろ、ホテル業界には必要な力だと思います。

ただし、

自分を壊してまで頑張る必要はありません。

もし今、

  • 頑張りすぎている
  • 仕事を抱え込みすぎている
  • 評価されずに苦しんでいる

なら、一度立ち止まってほしいです。

会社のために人生があるのではなく、

自分の人生の中に、仕事がある。

私はそう思うようになりました。

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