レベニュー担当が現場で嫌われる理由
ホテル業界で働いていると、
「レベニュー担当って嫌われるよね」
という話を聞くことがあります。
実際、私自身もレベニュー担当になってから:
- 現場との温度差
- 売り方への不満
- 在庫調整トラブル
などを経験してきました。
今回は、なぜレベニュー担当が現場で嫌われやすいのかを書いていきます。
レベニューは、現場から「数字しか見ていない人」に見えやすいです。
レベニューは「売れ」と言う仕事
レベニューの仕事は、簡単に言えば:
「ホテルの売上を最大化すること」
です。
そのため:
- 販売を増やす
- 単価を上げる
- 稼働を伸ばす
を求められます。
でも現場からすると、
- 清掃が足りない
- 人手不足
- クレーム対応中
- 残業続き
だったりします。
つまり、見えている景色が違う。
現場は「今」を見ている
フロントや清掃現場は、基本的に:
「今日をどう乗り切るか」
で動いています。
例えば:
- チェックイン渋滞
- 清掃遅れ
- クレーム
- 人不足
などです。
そんな中で、レベニューから:
「あと20室売れます」
と言われたら、現場はかなり苦しくなります。
現場からすると、「また仕事増やしやがって」に見えることがあります。
レベニューは「未来」を見ている
逆にレベニュー側は、
- 売上
- 予算
- 前年比
- 需要予測
を見ています。
つまり、
「今月・来月・来年」
を考えている。
もし販売を止めると:
- 売上未達
- 利益減少
- 評価低下
へ繋がります。
だからレベニューは、できるだけ売ろうとします。
ここで現場との衝突が起きやすいです。
実際に見た対立
私が実際に見た中では、
- 現場が勝手に売り止めする
- レベニューが無理に販売再開する
- 現場がさらに怒る
ということもありました。
そして、お互い:
「相手が悪い」
と思ってしまう。
でも実際は、どちらも間違っていないことが多いです。
数字だけ見ていると危険
私は、レベニュー担当が一番危険なのは:
「数字だけを見始めた時」
だと思っています。
例えば:
- 口コミ低下
- 現場疲弊
- 離職増加
を無視して販売を続けると、最終的にはホテル価値が下がります。
そして結果的に、売上も下がります。
ホテルは「数字」だけではなく、「人」で成り立っています。
逆に、現場だけ見ても危険
ただ、逆もあります。
現場だけを見ると:
- 疲れるから売り止め
- 大変だから販売制限
- 今日はもう満室扱い
になってしまうことがあります。
すると:
- 売上減少
- 利益減少
- 給料上がらない
へ繋がります。
つまり、本来は:
「現場」と「レベニュー」は敵ではない
はずなのです。
私が意識していること
私はレベニューになってから、なるべく:
- 現場を責めない
- 花を持たせる
- 現場の負担を見る
を意識しています。
理由は、現場を敵にすると絶対うまくいかないからです。
ホテルは結局:
- フロント
- 清掃
- 料飲
- 施設
- 予約
- レベニュー
全部が繋がっています。
どこか1つだけでは回りません。
現場経験があるレベニューは強い
私は、レベニューをやる前に現場経験があって良かったと思っています。
なぜなら、
「現場がどれだけ大変か」
を知っているからです。
だから:
- 売りすぎない
- 無理を押し付けない
- 口コミを重視する
をかなり意識しています。
口コミについては、こちらの記事でも書いています。
最後に
レベニュー担当が嫌われる理由は、
「数字」と「現場」の間に立つ仕事だから
だと思っています。
売上だけを見てもダメ。
現場感情だけを見てもダメ。
そのバランスを取るのが、本当に難しい。
だから私は今でも、
「どうすれば現場が少しでも楽になるか」
を考えながら、販売や設定を行うようにしています。
ホテルは、数字だけでも、人情だけでも回らない。
その間で悩み続けるのが、レベニューという仕事なのかもしれません。


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